現在のCDジャケットのスキャン手順

スキャンしてもほとんど見ないですが、スキャンして所持していることが自己満足です。

 

スキャン時のお勉強には定番 「自炊技術 Wiki*

環境等
・スキャナ:EPSON GT-X830
・スキャナソフト:VueScan(x64) Professional Edition
・カラーターゲット:IT8(定番のドイツ Wolf Faust製)
・画像編集:Photoshop CC
・ディスプレイ:東芝 4K REGZA 43J10X

 

1 スキャナの色調整
VueScan+IT8で標準色っぽく調整
しかしディスプレイ自体の色調整は現在できていない
REGZAの設定で「モニターD65」で使用   ※今までは別モードで明る過ぎと実感

IT8は消耗品と1-2年で買い換えを推奨 環境変更時には再調整が必要

 

2 スキャン作業 1
ブックレットの解体は面倒なのでそのままの状態でスキャン
原稿台とスキャン面をスキャン毎に掃除機で掃除
オススメは掃除機+「サンワ CD-83KTN」のアタッチメントを装着
※昨年ブロワを購入したが風力強すぎ 爆音 使いづらいでエアダスターは勿体無い…

裏写り防止:黒のアクリル板を重ねる > スキャナのフタは閉じない
膨らみ防止:2kgほどの重りを載せる
  現在は「ニトリの湯たんぽ」を使用 取っ手付きで上げ下げが便利
  ※エコで購入したがやっぱりエアコンがいいと未使用品を利用
  スキャナのフタを閉じた状態で重さを載せてもあまり効果がない


3 スキャン作業 2
EPSON Scan」の使用は辞めて「VueScan」を購入
設定
・媒体:カラー写真
  カラーテキストだと調整した色と違う 自動だと認識誤りありの為
・1ミクセルあたりのビット:48ビットRGB
・解像度:800dpi
  高さ1800pixelにする+モアレ解除などを手動でする為に通常の倍を選択
・自動傾き:有効
  高解像度でも有効にできる
・フィルタ:色の復元 シャープ モアレ除去など全て無効
  シャープはON / OFFしか選べないので使い勝手が悪い
  モアレは除去は有効時と手動(倍の解像度でスキャンで手動で除去)で
    時間は掛かるが手動の方が若干綺麗に保存できた為
・カラー
  スキャナの色空間:IT8で調整したICCを指定
  出力の色空間は全てsRGBを選択
    AdobeRGBでも個人的にはいいが…

・ファイル形式
  TIF

上記設定で
・プレビュー表示:約16秒
・スキャン(CDブックレット見開きで1枚):約1分
画像編集中に次の対象をスキャンでこれの繰り返し


4 画像編集
不要部分をトリミング 黒のアクリル板を重ねてスキャン=境目がよく分かる

ほこりや黒点などがあれば消す 手間が掛かる場合は再スキャン
倍率100%でわかる範囲のみ それ以上は倍時間がかかる為

モアレ除去
  ダスト&スクラッチとぼかし(ガウス)
  リザイス(バイキュービック法 シャープ 縮小)で解像度を半分にし高さ1800pixelにリサイズ
ノイズを軽減
ほかし(表面)   ※アニメ絵タッチに表面をならす
シャープ(スマートシャープ)

画像のプロファイルをスキャン時のプロファイルに変更

この一連の作業をアクション登録して1クリックで実行(強弱付けた幾つかのアクションを準備)


5 保存
ジャケット用:高さ1800pixel 画質88 プログレッシブのJPGで保存
サムネイル用:高さ600pixel

再スキャン防止用:トリミングした状態のTIFファイルをAmazonドライブへアップロードして削除


6 一部比較画像
モアレ除去時に潰れやすいコロンビアのロゴマーク画像で比較

VueScanで標準の色 400dpi モアレ除去(弱) シャープ適用

f:id:KACHUA:20180217203653j:plain

特に左側のモアレが残っている=モアレ除去をもっと強く掛ける必要がある=更にボケる
ロゴマーク以外にだけ追加でぼかしを掛けるなどの方法もある

 

VueScanで調整した色 800dpi → 画像編集でモアレ除去 400dpiにリサイズなど シャープ適用   ※これはシャープ強すぎだね

f:id:KACHUA:20180217203656j:plain

色は全然違うね。
ボケは好みの問題だがボケ過ぎとモアレ残りは…「編集前の無駄にデカいファイルが欲しい」

その後 2019 CD ジャケットスキャン EPSON(やっと完成) - カチュア はてなBLOG

 

 

EPSON スキャナー GT-X830 (フラットベッド/A4/6,400dpi)

EPSON スキャナー GT-X830 (フラットベッド/A4/6,400dpi)